
プログラミングに興味はあるけど、未経験の人だとシステムエンジニアになるのは難しいのかな?
確かに技術職というのもあって、初心者がシステムエンジニアになれるのか不安ですよね。
しかし、僕自身もシステムエンジニアとして働いていますが、同期にはプログラミング未経験からシステムエンジニアになった人がたくさんいます。
一般的には「きつそう」、「大変そう」というイメージが強いかもしれませんが、意外とできるという話ですね。
というわけで今回は、プログラミング未経験でもシステムエンジニアになれる理由についてお話ししていきます!
未経験からシステムエンジニアになるのがきついと言われる理由
人手不足と言われるIT業界。
それでも、一般的には未経験からシステムエンジニアになるのはきついと言われることがありますね。
その理由について見ていきましょう。
①最初のうちは給料が低い
会社にもよるとは思いますが、未経験からのシステムエンジニアだと最初のうちは給料が低め。
年収で言えば、300万円前後くらいでしょうか。
新卒なら妥当な金額と言えそうですが、中途だと人によっては少なく感じるかもしれませんね。
やはり、技術職ゆえに、技術力などのスキルが高いほど評価され給料が上がる業界です。
とはいえ、昇給額も比較的高めですから、年収はどんどん増えていくでしょう。
②最初は覚えることが多い
システムエンジニアになるにあたって、大きな課題がプログラミングを覚えることですね。
全く経験の無い人にとっては、謎の文字列を大量に入力しているように見えるでしょう。
そもそもプログラミングを知らないとなると、やっていることが未知の領域なのでハードルが高く感じられるかもしれません。
また、他にもIT関連の知識で覚えることはたくさんあります。
データベース、AWS、セキュリティ、APIなど、適当に思いついたものを書いてみましたが、このように業務で必要な知識の幅は広いです。
ポイントは、システムエンジニアの仕事はプログラミングだけではないという点ですね。
これがIT業界が難しく感じるポイントかもしれませんね。
しかし、未経験の業界に入る以上、覚えることが多いのは仕方がないです。
これはIT業界に限った話ではありませんね。
飲食業界だとかファッション業界などでも、入社してから覚えることはたくさんあるでしょう。
実際のところ、IT業界は勉強のイメージが強く、日常生活であまり縁の無い世界だから難しそうに見えるだけで、「初心者がその業界のことを覚える」という点では他の業界と大差無いでしょう。
③技術の進歩が速いので、常に勉強し続けなければいけない
「IT業界は技術の進歩が速い。だから、システムエンジニアは日々、新しい技術を学び続けなければいけない」
こういうイメージもありますよね。
確かに、技術の進歩が速いのは事実です。
使われる技術が数年で変わったりするので、「今持っている知識だけで一生働き続けるのは難しい」という話ですね。
そのため、システムエンジニアでいる限り、学び続ける必要はあるわけです。
しかし、勘違いしないで欲しいポイントが、「業務外で勉強をたくさんしないといけないわけではない」ということですね。
土日返上で勉強している人は稀ですし、業務外で勉強する人も少数派でしょう。
勉強することも仕事のうち。
つまり、業務時間内に新しい知識を吸収しているわけです。
④経験者と知識量の差を感じる
未経験者が最初のうちにどうしても感じてしまうのが、経験者との知識量の差ですね。
同年代に出来る人がいると、自信を無くしてしまうこともあるでしょう。
まあ、先にその業界で働いている人の方が知識があるのは当たり前ですが。
その知識の差も、働いているうちに埋まっていくものなので、気にする必要はありません。
経験者の人たちも、仕事をする過程で新しい知識を増やしているわけですからね。
似たような話で、「理系の方が有利そう」というのもありますね。
理系の特に情報系出身の人は知識が多いから有利なイメージがあるでしょう。
実際のところ、あまり差はありません。
僕自身は情報系出身ですが、それほど自分が有利とは感じませんでしたね。
大学でプログラミングを経験していますが、入社後は経験の無いプログラミング言語を覚えることになりました。
プログラミング自体を経験をしている点でアドバンテージはありますが、それくらいの差は入社後1年程度で失われるでしょう。
1年もやっていれば、皆十分にプログラミング経験者ですからね。
IT関連の知識も大学で得られましたが、必ずしも業務に活きるわけではありません。
学問として学ぶのと業務知識として学ぶのは別ですからね。
一般的なイメージと実際は違う?
さて、ここまで未経験者がシステムエンジニアになるのがきついと言われる理由についてお話ししてきました。
一つ一つを見ていくと、それほど大した問題ではありませんでしたね。
やはり、「何となく難しそう」というイメージが根付いているからでしょうか。
他にも残業の有無など、システムエンジニアという職業に対するイメージと実際の差については以下の記事で紹介しています。
未経験からシステムエンジニアになるには?
未経験からシステムエンジニアを目指すとなると、方法は大きく分けて3つ考えられますね。
- 独学で学ぶ
- プログラミングスクールで学ぶ
- 未経験者OKの会社に入って仕事をしながら学ぶ
個人的におすすめなのは、「未経験者OKの会社に入って仕事をしながら学ぶ」ですね。
独学で学ぶ
独学で学ぶのはあまりおすすめしません。
プログラミング未経験者が1から一人で学ぶというのがハードル高いですし、プログラミングもどこまで極めれば仕事に活かせるかの判断が難しいですよね。
もしかしたら、どこまで極めても自信を持てず、仕事をせずに終わるかもしれません。
また、システムエンジニアの仕事はプログラミングだけではないので、独学でシステムエンジニアに必要な知識を得るのはとても難しいです。
ちなみに、独学でプログラミングの実力を知る手段としては、AtCoderという競技プログラミングコンテストがおすすめです。
コンテストに参加すると実力に応じてレーティングが付きます。
そして、AtCoderのレーティングを活用した求人がAtCoderJobsで紹介されているのもポイント。
そのため、独学でシステムエンジニアを目指す手段の1つとしては、AtCoderで実力をつけるのも良さそうです。
プログラミングスクールで学ぶ
プログラミングスクールで学ぶという方法もありますね。
今の仕事を続けながら、プログラミングを学ぶなら良い手段と言えそうです。
有料・無料のものがありますし、学ぶプログラミング言語も選択可能。
僕自身はプログラミングスクールに通ったことが無いので詳しくは分かりませんが、以下のようなメリットがあるようですね。
- 講師がいるので挫折しにくい
- 独学よりも効率良くプログラミングスキルが高まる
- 転職サポートをしてもらえる場合がある
このような感じです。
確かに独学だと、一度つまづいたら諦めてしまうかもしれませんね。
分からないところが出てきた時にすぐに質問できる環境があれば学習を継続しやすいのは、プログラミングに限った話ではありません。
また、転職のサポートをしてもらえるのも嬉しいですね。
(スクールによって対応は変わると思いますが)
未経験者OKの会社に入って仕事をしながら学ぶ
個人的にはこれが一番良いかなと思いますね。
まず、未経験者OKの場合は、入社後数ヵ月間の研修期間が設けられます。
この期間にプログラミングなどを勉強していくわけですね。
しかもこの勉強は業務の一環ですから、給料をもらいながら学ぶことができます。
平日に毎日8時間プログラミングの勉強をできると考えれば、上達できる気がしませんか?
研修だから当然、研修担当の社員が指導してくれます。
そして、研修終了後は現場に配属され、業務を通してITの知識を増やしていける。
初心者のうちは必ず先輩社員のサポートがありますから、そこも安心ですね。
プログラミングスクールで勉強するのも良いのですが、やはり実務の経験をなるべく早めにしておくのが良いと思います。
実務になると、プログラミング以外にも覚えなければいけないことがたくさんありますからね。
IT業界は未経験者でも良いから人材を増やしたい
未経験者がシステムエンジニアになるのはきついのか?
答えはNOですね。
経験者との差は仕事をしていくうちに埋まります。
そして、最初のうちは必ずと言ってよいほど、サポートがありますからね。
初心者でも良いから入社してほしいというのが、IT業界の会社の本音なのかなと思います。
たとえ初心者でも、経験させれば経験者になりますからね。
即戦力にならなくても、時間をかけて戦力になる人材を育てていくというのが「未経験者OK」の会社の方針でしょう。
そのような会社は当然、未経験者を受け入れるための仕組みを確立しているわけですから、あまり不安にならずに入社してみるのが良いでしょう。
そして、転職が当たり前になってきたご時世、自分に合わない会社であれば辞めて別の会社に就職するのもありですね。
実際、僕の周りでも「この会社にいる限りやりたい仕事をできない」、「会社のルールに納得がいかない」、「今の仕事が辛いから辞めたい」などの理由で退職する人が多いですね。
中には入社から1年以内に辞めていく人もいます。
IT業界は転職が多い業界かなという印象です。
まとめ
さて、今回は未経験からシステムエンジニアになるのはきついのかについてお話ししてきました。
今の時代なら、システムエンジニアになるための環境は十分整っているので、きついとは言えないかなと思います。
あとは、システムエンジニアという職業が自分に合っているかどうかくらいですね。
仕事内容が嫌なら、きついと思ってしまいますから。
とはいえ、これも実際に働いてみないとわからないことですから難しいところ。
興味がある人は試しに就職してみるのも良いと思いますよ。