
システムエンジニアになるには英語力が必要って聞いたけど、本当?
システムエンジニアになるにあたって、英語が必須というわけではありません。
もちろん、「社内の公用語が英語の会社に入りたい!」という人なら必須にはなりますが、そのような企業は少数派。
大抵の企業は、英語に自信が無くても就職に困ることはありませんね。
しかし、システムエンジニアになるなら、ある程度英語力があった方が良いのも事実です。
というわけで今回は、実際にシステムエンジニアとして働いている僕が感じる、英語力を高めるメリットについてお話ししていきます!
システムエンジニアが英語力を高めるメリット
それでは、システムエンジニアが英語力を高めるメリットについて見て行きましょう!
①エントリーする企業の選択肢が広がる
まず、就活時に英語力が役立つ可能性があります。
冒頭で言ったように、公用語が英語の企業なら英語力がとても重要になりますね。
また、公用語が日本語だとしても、求人の必須要件に英語力を掲げている企業もあるでしょう。
英語力の有無で選べる企業の選択肢が変わってくるわけですね。
②就活で有利になる場合がある
また、英語力が必須でなくても、TOEICの点数などで英語力の高さを示せると就活で有利になるかもしれません。
というのも、TOEICで高得点を取った社員に対して資格手当や報奨金を出す企業は多いです。
僕の会社でも、TOEICで700点を超えると、点数に応じた報奨金を貰えますね。
ところで、報奨金が用意されているということは、会社は社員に英語力を高めてほしいということです。
それは、これから入社してくる人たちに対しても同様でしょう。
余裕があれば、TOEICなどで英語力の高さをアピールできると良いですね。
③不具合の調査・解決スピードが上がる
ここからは、システムエンジニアとして働くうえでのメリットの話になります。
システムエンジニアといえば、プログラミングの技術が特徴的ですね。
そして、プログラミングでは英語が重要。
というのも、プログラミングでシステム開発をしていると、エラーは多々発生します。
その時、表示されるエラーメッセージは基本的に英語です。
そのメッセージを見て、すぐに意味を理解できればエラーの解決も速くなりますね。
しかし、英語がわからないと、表示されるエラーメッセージを毎回翻訳にかけなければいけません。
この時点で時間がかかりますね。
また、翻訳ツールは、IT系の専門的な用語を上手く訳してくれるとは限りません。
エラーメッセージの中の一部の単語の意味だけでも分かれば、あたりを付けられるので時間短縮につながりますね。
また、よくあるエラーなら日本語表記のサイトでも解決策を見つけられますが、特定の条件でしか発生しないようなエラーの場合、海外のサイトも調査することがあります。
④他者が開発したシステムのソースコードを理解しやすい
システムエンジニアとして働いていると、プロジェクトに途中から参画して、前任者の作業を引き継ぐことがよくありますね。
開発者として参画した場合、前任者が開発したシステムのソースコードを理解する必要があります。
メソッド名や変数名などは英単語を元に命名されていますから、英語力の有無で各メソッド、変数の役割の理解のしやすさも変わってきますね。
⑤情報収集しやすい
不具合調査とも関連しますが、ITの情報というのは海外の方が圧倒的に多いですね。
最新技術についての記事もまずは英語から。
英語力があれば、情報収集の幅が広がるので、システムエンジニアとしてのスキルも高まっていくでしょう。
英語力をアピールするならTOEICがおすすめ
英語力を計る基準の1つとして、TOEICの点数がありますね。
TOEICとは英語によりコミュニケーション能力、ビジネス能力を検定する試験。
点数が高いほど英語力も高い。
シンプルな話ですね。
そして、個人的にTOEICがおすすめな理由は合格・不合格という概念が無いことです。
それは、TOEICは資格では無いからですね。
英検なども英語力の証明としては良いのですが、「せっかく勉強したのに、不合格・・・」となってしまうことがあります。
そうなると、受験しても英語力を示す材料が何も無い状態になりますね。
「あと1点で合格だった!」という場合も不合格ですから、英語力を証明できません。
一方で、TOEICなら点数の高い低いはありますが、受験するだけで英語力を示す材料を確実に得られます。
690点も700点も英語力で考えれば同程度ですからね。
時間に余裕のある方はTOEICの勉強してみてましょう。
まとめ
さて、今回はシステムエンジニアが英語力を高めるメリットについてお話ししてきました。
IT業界である以上、仕事上で英語に関わる場面は多いですね。
英語をスラスラ喋られる必要はありませんが、ある程度は英文を読める実力は身に付けておきたいところ。