僕は高校の部活や大学のサークル活動で部長を務めていました。
部長といえば、チームのリーダー的な役割になりますよね。
そして、リーダーになれば、どうしてもストレスや悩みが蓄積していくものです。
この記事はこんな人におすすめ
- 現在、部長を務めている人
- 部長になってから部活が嫌になった人
- 部活動をしている人
僕の場合は、部長になって1ヵ月くらい経った頃には、ストレスで部活を辞めたくなっていましたね。
しかし、大人になった今思い出すと、「無駄に悩み過ぎていたな~」という感じ。
もし、また学生に戻れたら、部長になっても悩まずに部活を出来る気がしますね。
そこで今回は、部長の立場に疲れた人向けに、悩みやストレスを軽減するための考え方についてお話ししていきます!
※結構僕の主観多めなので、参考程度に見てみてください笑
部活動で部長になったら疲れるのは当たり前
部長になってから部活動が嫌になるというのは珍しい話ではありません。
むしろ、部長経験者の大半はストレスや悩みを抱えて、精神的に疲れることが多いでしょう。
そして、これは部長にならないと共感しにくいものですから、相談できる人も限られてきますね。
ところで、なぜ部長になると疲れてしまうのか。
それは、上の立場になるという経験が少ないからです。
単純に先輩後輩の関係ではなく、自分が指示を出す側になる、自分が責任を負う立場になるという経験が、学生のうちはどうしても不足気味ですね。
学級委員長だとか生徒会長になるような人なら話は別ですが、おそらく、部長になって悩みを抱えてしまう人の大半は、その立場に慣れていないでしょう。
そして、部長になれば単純に仕事量が増えるため、それもストレスや疲労につながります。
部長になると疲れる理由
・慣れない立場で部活動に参加するから
・単純に仕事量が増えるから
本当は悩む必要の無い、部長の悩みあるある
部長になると、色々と悩みが出てきますよね。
僕も部長の頃は部活がある日は朝から憂鬱でした。
しかし、今になって思うと、「あれ?何であんなことで悩んでいたんだろう?」ということが多いですね。
というわけで、よくある悩みと、その悩みが無駄な理由についてお話ししていきます!
失敗すると自分を責める
皆さんは良い部長とはどんな人物像をイメージしますか?
「全てにおいて完璧」、「部員に的確なアドバイスをできる」、「顧問に怒られない」
まあ、色々とイメージは出てきますよね。
そして、こういうイメージを持っていると、部長は失敗してはいけないように感じてしまいます。
しかし、人間誰しも、失敗はするものです。
周りから見たら優れた部長でも、本人にとっては失敗だらけかもしれません。
というかそのような部長でも、部員に気付かれていないだけで、大小、様々な失敗をしている人が多いでしょう。
結局、「部長になったら失敗はたくさんするよ」という話です。
なぜなら、先ほども言ったように経験不足だからですね。
「他の人の方が部長に向いているのでは?」と思うこともたくさんありますが、誰が部長になっても失敗はします。
つまり、失敗が当たり前の立場にいるのに、失敗する度に自分を責めていたらキリがありません。
自分が部長で良いのかと考えてしまう
先ほどの話とも関連しますが、失敗の度に自分を責めていると、段々自信を失っていきます。
そこで考えつくのが、「自分なんかが部長で良いのかな?」ということ。
はっきり言います。
こんなこと考えるだけ無駄です!
なぜかというと、結論が出ないからです。
自分が部長で良かったかどうか。
それを決めるのは自分ではなく、他の部員です。
そして、「良い部長」の基準も人によってそれぞれ。
的確なアドバイスや指導をしてくれる人が良いのか。
自分が何をしても注意してこない人が良いのか。
ただ指示さえ出してくれれば良いのか。
良い部長であろうとする考え方は素晴らしいですが、明確な基準が無いものを追求していっても答えはありません。
それに、自分では上手くできなかったと思っていても、意外と同期や後輩にとってはしっかり者の部長かもしれませんよ。
僕も部長を引退した後に後輩から「○○さんが部長で良かったです」と言われたことがあって、その時はとても嬉しかったですね。
自分のやり方が正しかったと思えて、悩んでいたことが馬鹿らしく感じました。
ネガティブ思考は、すればするだけ気分が落ち込んでいきます。
自分を追い込んでいるのは、部長の立場ではなく、自分のネガティブ思考かもしれませんよ。
全てが自分の責任のように感じる
部長は責任を負う立場でもありますね。
だからこそ、大会で良い成績が出なかったり、真面目に部活動をしない部員がいたりすると、その責任は自分にあるように感じてしまいます。
ただし、本来、自分一人の責任だと感じる必要は無いんです。
そもそも、チームとして活動しているわけですから、基本的にはチーム全体の問題ですよね。
全ての問題を部長が解決しないといけないわけではありません。
別に部長という立場ではなくても、意見を言ったり、後輩の指導をすることはできますからね。
部長しかできない仕事で失敗をしたら、それは部長の責任かもしれません。
しかし、部長以外でも解決できる問題なら、その責任を部長一人に押し付けるのはおかしいですよね。
せっかくチームで活動するなら、一人で抱え込まずに協力しながら活動したいものです。
同期や後輩の顔色ばかり窺ってしまう
部長になると、同期や後輩といった周りの目が気になるようになりますね。
これも、「良い部長でありたい」という思いから来るのかなと思います。
「こういうことを言ったら不満を持たれないかな?」、「この練習メニューに皆は満足できているのかな?」といった感じで、自分が部長としてどう見られているかを意識しがちです。
しかし、自分が思うほど、周りは気にしていません。
よっぽど自分勝手な振る舞いをしたり、部活をサボって仕事を放棄したりしなければ、「まあまあ良い部長」にはなれます笑
部活動における部長の役割は4つだけ
悩みを抱える部長は、「良い部長になりたい」思いが強いからだと思います。
しかし、難しく考える必要はありません。
以下のポイントさえ押さえれば、「ダメダメな部長」ではなく、「普通に良い部長」になれるでしょう。
- 部活をサボらない
- 部員とコミュニケーションを取る
- 必須の仕事をしっかりこなす
- 部活動中に指示を出す
まあ、画期的なことをする必要はなく、最低限の役割を果たせるだけで、良い部長にはなれるわけです。
部活をサボらない
まずは当たり前のことですが、部活をサボらないこと。
もちろん、私用や体調不良でやむを得ず休むのは問題ありません。
問題なのは、気分とかで頻繁に部活をサボることです。
リーダーなのに全然部活に来ないとなれば、部員から良いイメージは持たれません。
「あー、あの人ダメだ。」と思われてしまいますね笑
逆に、基本的に部活には参加する。
部活動は部長がいるのが自然な状態ですからね。
これだけで、「部活に参加するという部長の役割」を果たせています。
部員とコミュニケーションを取る
次に、部員としっかりとコミュニケーションを取ること。
別に、話し上手である必要はありませんよ笑
あくまでも活動していく上で、皆で意見を出し合ったりして活動をより良いものにしていくためですね。
実際に改善できなかったとしても、改善するように努力する姿勢は部員に伝わります。
必須の仕事をしっかりこなす
部長は顧問とのやり取り、部員とのやり取りがありますね。
顧問からの連絡で部員へ共有しなければいけないことを、しっかり部員に伝える。
顧問へ提出しなければいけない書類を期日までに提出する。
こんな感じで、必要なことをしっかりするのが大切ですね。
部活動中に指示を出す
せっかく部活動に参加しても、部長が全く指示を出さずに無言でいたら、部員は困りますよね。
というわけで、下手でも良いので、部員へ指示を出せるようになるのが大切です。
基本的には、前任の部長のやり方を参考にすれば良いのかなと思います。
もしくは、部員で出し合った意見を元に活動内容が決まっていれば、それに沿って「まずはこれをやろう」、「次はこれをしよう」という指示を出せばOKです。
部長の経験は貴重なもの
部活動における部長は会社における部長と役割が似ているなと個人的には感じています。
簡単に言えば、どちらも、上の立場になって活動を管理する役割ですからね。
そういう意味では、学生のうちから上の立場を経験できているというのは大きなメリットと言えます。
よく言われる、「部長は良い経験になるよ」というやつですね。
なかなか学生のうちは部長の経験が活きてくることはありませんが、後々の人生できっと力になります。
部活動で部長を経験している人は少数派ですからね。
他の人が経験できていないことを自分は経験できている。
辛い経験だったとしても、貴重な経験です。
気付かないだけで、自分の中の何かがレベルアップしています。
まとめ
さて、今回は部長の立場に疲れた人向けに、悩みやストレスを軽減するための考え方についてお話ししてきました。
まあ、簡単に言えば、「気楽にやろう!」ってことですね。
完璧を追求する必要はありません。
無理をせずに、自分にできることをこなしていけば良いだけですからね。