20代でフリーランスエンジニアになるための4つの手順とは?

20代でフリーランスエンジニアになるための4つの手順とは? システムエンジニア

フリーランスのエンジニアになるには、どうすれば良いのかな?

現在会社員として働いているエンジニアでも、未経験でこれからエンジニアになろうと思っている人も、興味はありつつも実際にフリーランスになるのは不安があるでしょう。

特に20代の若くて経験の浅い人にとっては、フリーランスになる心的ハードルは高いでしょう。

しかし、結論から言えば、20代でもフリーランスになるのは可能です。

というわけで今回は、実際に25歳でフリーランスエンジニアになった私がフリーランスになるまでに準備したことをお話ししていきます!

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フリーランスエンジニアの準備①会社員として実務経験を積む

まず、フリーランスエンジニアになるために実務経験は積んでおいた方が良いでしょう。

というか、必要な準備はこれがほぼ全てです。

私の場合は会社員として3年ほどエンジニアを経験してからフリーランスになりました。

何年経験すべきかというのは人によって違いますが、経験0はおすすめしません。

まずはエンジニアの仕事内容を知るところから

エンジニアの経験が無い人が、仕事内容を想像した時に思い浮かぶのは何でしょうか?

「1日中パソコン画面を見ている」、「ひたすらプログラミングをしている」などでしょう。

確かに仕事中はパソコン画面をずっと見ていますし、プログラミングをする時間もあります。

しかし、エンジニアの仕事内容を挙げていくと、たとえば以下のようなものがあります。

  • 要件定義
  • 設計
  • 実装
  • テスト
  • バグ調査
  • 運用保守

上記のそれぞれについて、この場では説明しませんが、どれくらい仕事内容のイメージがつくでしょうか?

大切なのは、仕事内容を知ったうえでフリーランスになること(そもそも、エンジニアとして働き続けること)を検討することです。

経験を積むという意味もありますが、イメージと実際の仕事内容の差異を無くす目的もあります。

ひたすらプログラミングだけを極めたところで、仕事が成り立たないことが分かるでしょう。

そもそも、自分がやりたいような仕事では無いかもしれません。

実務を経験したうえで、それでも「エンジニアとして働きたい!」と思って初めて、フリーランスの選択肢も視野に入れるのが良いですね。

というわけで、最初のステップとして、実際にエンジニアの仕事を経験するところから始めましょう。

給料をもらいながら教わる

会社員としてエンジニアの経験を積むメリットとして、収入を得ながら指導してもらえる点があります。

プログラミングスクールで勉強するのも選択肢の一つではありますが、それなりの費用もかかりますし、実務経験を積めるわけでもありません。

一方で会社員ならどうでしょう。

未経験の人なら、まずは数ヵ月間の研修から始まり、そこで基礎知識を得られます。

そして現場に配属されたからも、上司のサポートを得ながら実務の勉強が可能。

当然、会社員なのでこの期間、給料を貰えますね。

最初の1年くらいは「エンジニアの仕事を覚えること自体」が仕事のようなものです。

収入を得られることで生活が安定しますし、実務経験も得られる。

まさに一石二鳥ですね。

未経験でもエンジニアとして就職できるの?

そもそも、未経験の人がエンジニアになれるのか不安になる人もいるかもしれませんね。

しかし、そこも心配はありません。未経験可の求人を出している会社もたくさんあります。

未経験からエンジニアになることについて、詳しくはこちら!

システムエンジニアに未経験でなるのはきついのか?答えはNOです!

自分の武器を作る

フリーランスになって仕事を得ようとした時、必須となるのが武器です。

ここで言う武器とは、自分が経験した技術や分野の話です。

「自分はJavaの開発経験が3年あります!」とか、「○○のシステムを開発をした経験があり、知見があります」みたいな感じですね。

エンジニア未経験の人の場合、得意分野を持たずに仕事を得ることになるわけですから、ハードルはとても高いです。

わざわざ未経験のフリーランスに仕事を依頼しようとは思いませんし、仮に仕事を依頼するにしても簡単な単純作業のような、低単価で誰でもできる仕事になるでしょう。

というわけで、まずは会社員として働き、何かしらの技術を獲得する必要があります。

どんな技術を得られるかは、選んだ会社や配属される現場によって異なるので運が関わる部分もありますが、技術0の人の比ではありませんね。

私の場合は、会社員の時に主にフロントエンジニアとして働いていました。

その経験を元に、フリーランスになって最初に獲得した仕事もフロントエンジニアでした。

武器があればそれをアピールポイントとして仕事を得られるので、まずは武器集めから始めましょう。

独立のタイミングを考える

フリーランスエンジニアになるために、まずは会社員として経験を積むのが良いというのが、ここまでの話でした。

では、どれくらい経験を積んだらフリーランスになれるのか。

残念ながら、そこに明確な正解や基準はありません。

実際に働いてみると、「こういうところの経験はまだ浅いな・・・」と思うことはいくらでも出てきます。

しかし、それらを経験してから独立しようとすると、キリがありません。

どこかで決断して独立しないといけませんね。

じゃあ、いつになったら独立して良いのか。

私の個人的な考え方ですが、「この仕事なら自信を持ってできるな」と思える仕事ができることが目安だと思います。

上司のサポートを受けながら作業しているうちはまだ早いですね。

  • 最終的に上司にチェックしてもらうとしても、基本的には一人で作業ができる。
  • スケジュールを把握し、遅延なく作業できる
  • 品質の高い作業ができる

ざっくり、これらの観点で自信があれば、フリーランスに挑戦しても良いかなと思いますね。

ちなみに、上司に辞め時を相談してもあまり意味はありません。

基本的には、「もう少し経験を積んでからの方が良いんじゃない?」と言われるだけです。

ただ、実際に経験が足りないかというと話は別。

私も実際に上司に止められましたが、実際にフリーランスになってみて、特に問題ありませんでしたからね。

結局のところ、大抵の会社員はフリーランスの経験が無いため、フリーランス事情を知らないことが多いです。

相談する場合は、参考程度に聞くくらいの気持ちでいましょう。

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フリーランスエンジニアの準備②エージェントを調べる

さて、実務経験を積んだら、次は「フリーランスエンジニアとして仕事を獲得するための方法」を知る必要がありますね。

では、どうやって仕事を獲得するのか。

どこかの会社にメールで連絡して案件をもらう?

SNSで案件を募集する?

仕事の探し方に正解はありませんが、おすすめなのはエージェントの活用です。

エージェントとは仕事を探しているフリーランスと、仕事を依頼したい会社をマッチングするサービスのことです。

意外と、エージェントの存在を知らない人が多いですね。

だから、「フリーランスになったら自分で営業して仕事を獲得しなきゃいけないから大変そう」というイメージを持っている人が多く、フリーランスのハードルが高く感じてしまいます。

実際は、フリーランスエンジニアの大半はエージェントに登録し、エージェントから紹介してもらった案件に参画するという形で仕事を得ているわけです。

私がおすすめするエージェントは「PE-BANK」ですね。

エージェントの大半は東京周辺の案件を紹介してくることが多いですが、PE-BANKは地方の案件も紹介してくれるので、地方在住でもフリーランスになりやすいのがポイント。

とはいえ、昨今はエージェントの種類もたくさんあります。

単価や手数料、福利厚生も様々なので、自分にあったエージェントを探しましょう。

フリーランスエンジニアの準備③案件を探す

エージェントを決めて登録したら、次は案件探しですね。

案件探しは会社員のうちに始める

動き出すタイミングとしては、会社を辞める月が確定してからが良いでしょう。

そうすれば、何月から働きたいかを言えるので、エージェントとしても案件を紹介しやすいです。

エージェントに登録したら、エージェントの人と面談を行います。

その時に、どんな案件が良いか、どれくらいの単価が良いかといった条件を提示するわけです。

その条件に応じてエージェントがいくつか案件を提案してくれるので、気になる案件があれば紹介してもらいましょう。

といっても、紹介してもらったらすぐに仕事を獲得できるわけではありません。

次に、案件先の方との面談がありますね。

その時に、案件内容の説明を受けたり、会社側とフリーランス側で質問し合って、条件が合致するかをお互いに判断します。

双方合意して初めて、案件への参画が決まるわけです。

これらの流れを、有給消化期間中だとか会社員のうちに済ませられれば、退職した翌月にフリーランスとして働くこともできるのですが、条件に合う案件が見つからないと、何カ月も仕事無しという可能性も出てきます。

フリーランスエンジニアの準備④当面の生活費の確保

フリーランスになるにあたって、経済面での不安もあるでしょう。

そもそも最初の案件をすぐに獲得できるか分かりませんし、案件を獲得できたとしても、その後の収入が安定するわけではありません。

いつ契約を切られるか分かりませんし、契約が切れた後、すぐに次に案件が決まるか分かりません。

このあたりが、フリーランスのデメリットである「不安定さ」につながるわけですが、しっかりと生活費の余力を残しておくことで対応可能です。

まずは、フリーランスになるにあたって、「3か月分の生活費を確保してから会社を辞める」などのルールを決めておきましょう。

そうすれば、焦って案件を探す必要も無いですし、働き始めるタイミングもある程度自分で決められます。

また、フリーランスエンジニアは基本的に会社員よりも収入が増えますが、不安定さは拭えないので、日頃から貯蓄をすることも重要です。

浪費癖のある人は会社員のうちから貯蓄する意識を持っていないと、フリーランスになってから生活が破綻するかもしれないので、要注意。

まとめ

さて、今回はフリーランスエンジニアになるために必要な準備についてお話ししてきました。

結局のところ、一番重要なのは実務経験を積むことですね。

既に実務を経験している方ならフリーランスになるタイミングを検討し始めても良いでしょうし、未経験の方は一度エンジニアの会社に就職してみることをおすすめします。

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